くまの心のDeZon拡大移転にかける熱い思い

COLUMN〜ふゆつきコラム〜

「大好きなホストクラブがなくなってしまう」
そんな悲しい未来が来ることのないよう、今回の拡大移転の物語ははじまりました。

今日は昔話を含めて、僕が「DeZon」拡大移転にかける想いと、大好きなホストクラブのことをお話しさせてください。

本物のホストクラブと、本物のホストとの出会い

僕は15年前、18歳のときにホストというキャリアをスタートさせました。

キャリアをスタート、といっても、別にかしこまったことではなく、いつも仲良くしてくれていた先輩の一人がホストクラブの体験入店に行くことになり、それにノリでついていったのがはじまりでした。

初日に4万円を売り上げて、自分へのバックが2万円。たった数時間で2万円という大金を手にした僕は、まわりに流されてなんとなく入った大学への興味も、自分がいくら頑張っても時給が数十円しか変わらない学生バイトへの興味も無くなってしまい、どちらもすぐに辞め、そのままホストクラブのドアを叩きました。

最初のお店は、京都の祇園にあるホストクラブでした。そのお店は、今では考えられないような、ドラマやマンガなどに出てくるホストクラブそのまま。無許可営業だし、危ない人の出入りもあるし、お客様のお酒をこぼしたら灰皿か拳が飛んでくる……ここでは書けない黒い思い出ばかりの、いわゆる違法店でした。

そんなお店でもまわりの先輩や同期たちが苦労するなか、なんだかんだ上手く立ち回り最終的には50万くらいお給料をもらえるようになっていきました。

少しずつホストの楽しさや、ホストクラブの魅力にハマりつつあったのですが、結局そのお店はいろいろあって、そのまま閉店してしまいました。

この先どうしよう、と色々考えましたが、やっぱり大好きなホストクラブで、そしてより高みを目指すために歌舞伎町という街で改めて挑戦することを決め、バッグひとつだけを持ち上京してきました。

新たな挑戦の場所として選んだのが、「冬月グループ」の前身である「コンフォルトグループ」。ここで僕は、本物のホストクラブと、本物のホストと出会うことになりました。

もちろん、それまでも自分なりにはちゃんとホストをしていたつもりでした。しかし、会長である冬月翔さん、当時の代表の藍沢ナオキさん、そして、現在は別グループのオーナーをされている鳳帝さんの3人はとにかく別格。

なにがなんでも一番にこだわることや、お客様との良好な関係作り、そして何より自分のことだけではなくまわりの従業員との関係値作りなど、ホストをする上でのマインドから立ち居振る舞いまですべてを彼らから学びました。

「LoveとLikeとRespectを使い分けろ」

中でも一番心に残っているのは「LoveとLikeとRespectを使い分けろ」という鳳帝さんの言葉。短絡的なホストは本営(本カノのように接する営業方法)や、色恋(恋愛関係があるかのように感じさせる営業方法)だけに終始しがちですが、Respect=尊敬がないホストは絶対にお客様と長続きしません。

一年くらい大きな売り上げを上げて、すぐいなくなるホストを何人も見てきましたが、彼らの多くはLoveとLikeの関係しか築いていない場合が多いです。

そうではなく、一番大切なのは「Respect」。ホストとして輝く自分をかっこいいと思ってもらって、一番にこだわって勝負を続けている自分を応援してもらう。そこには、もちろんLoveもLikeもありますが、それ以上にRespectが強く存在しています。

LoveとLikeとRespectを使い分けること、自分自身もお客様にLoveとLikeとRespectを持つことを徹底すること。鳳帝さんにこれを徹底的に教えてもらったおかげで、僕は鳳帝さんに続きグループで二人目の1000万円プレイヤーを達成することができました。

「人を変え、自分を変え、誇れる業界に変えていく」

いまの僕が、彼ら三人と並べたとはまだまだ全然思っていません。でも、僕の店にいてくれる子たちには、ホストとしても人間としてもかっこよく、尊敬される人間になってほしいと常に思っています。

もちろん、ホストクラブやホストに対しての偏見や職業差別などが完全になくなったわけではありませんが、僕がホストをはじめた15年前よりはかなり生きやすい世界になってきたと感じています。

それは、ずっと戦って、道を拓いてくれた先輩たちのおかげだと思っています。

でも、きっとまだまだ業界としても変えられるところはたくさんあります。

この想いはうちのグループの理念にも現れていて、冬月グループの理念は「人を変え、自分を変え、誇れる業界に変えていく」こと。

徹底的に自分に、人に向き合ってもらうことで自己を成長させ、まわりにも好影響を与え、業界自体をもっともっとかっこよく、誰に対しても誇れるものに変えていくためにスタッフの教育にはとても力を入れています。

冬月グループで働いて人生を変えてもらって、そしていつか冬月グループを卒業したとしても、その先も良い人生を歩めるような、そんな組織であり続けたいと思っています。

ホストクラブ業界の発展にも寄与するため、冬月グループをもっともっと最高で最強のグループにするため、僕はいまも日々がむしゃらに走り続けています。

大好きなホストクラブが死んでしまわないようにした、ある大きな決断

走り続けて、少しずつ、本当に少しずつホストという職業も認められ、日本のひとつのエンターテインメントとして注目されるようになってきたという手応えを感じられるようになってきたある日。新型コロナウイルス感染症が日本を、世界を襲いました。

みなさんもご存知の通り、世間からの「夜の街」への風当たりはかなり強いものでした。

僕たちは、僕たちの仕事をしているだけなのに。改めて世間からの批判を一身に受けた僕は、正直かなり落ち込みました。

そんな鬱屈とした一ヶ月を営業自粛して過ごし、ようやく東京都感染拡大防止ガイドラインに従い営業を再開しましたが、差別と偏見、そしてエンターテインメントを不謹慎とする空気感により、その後もかなり大変な毎日を送りました。

規模を縮小するグループ、閉店を余儀なくされる小型店舗。たくさんの暗く悲しいニュースを耳にするたび、このままだと僕の大好きなホストクラブが死んでしまう。そして、ホストクラブだけではなく世界中のエンターテインメントが死んでしまう。と焦りや悲しみ、やるせなさ――様々な感情が僕のなかを渦めいていきました。

僕が大好きなホストクラブに出来ることはなんだろう。恩返しできることはなんだろう。悩んで悩んで、僕はひとつの大きな決断をしました。

それは、僕が社長を務める「DeZon」の拡大移転。2億円かけて作る120坪の大型店舗です。

このタイミングで拡大移転するなんて、と思われると思いますし、僕自身も無謀だと思います。

でも、そんななかでも僕は勝負をしたかったし、この勝負に勝つことができれば、ホストクラブはまた不死鳥のように蘇ることが出来ると確信しています。

「ラスベガスのナイトクラブ」で大きな大きな夢を見よう

新店舗のコンセプトは、従業員もお客様も全員がもう一度ギラッギラに輝けるよう「ラスベガスのナイトクラブ」にしました。

みんなの笑顔が集まるようレイアウトは円形

騒ぎたくなるよう光を使った内装

輝ける場所を提供するため大きなステージ

時間を忘れて過ごせるため最新の音響設備

そして、これらを具現化するための歌舞伎町最大級の箱

ここまで最高にかっこいい箱を作ったら、言い訳はできません。

最高の空間と、最高の従業員たちと、最高のお客様たちと、大きな大きな夢を見ましょう。

多くの人たちに愛されたこの業界を、人々の繋がりを提供するこの業界を、そして何より僕たちの原点であるこの業界をなくさないよう、どうか僕と、無謀かもしれないけど、ワクワクする夢を一緒に見てください。

目指せ、日本一の、いや、世界一のエンターテインメントを。

もちろん、主役は俺たちだ。

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