【星咲五奏】ホストたるもの、道を作れ～トップホストたちの金言～【Vol.4】 星咲五奏

五奏

母親が地元の岡山でスナックをやっていて、そこから水商売に興味を持ったのがきっかけです。

五奏

17歳の時に高校を中退して、その当時は母親と折り合いが悪くて家出したんです。「このままじゃ生きていけない」と思って、アパレルで働き始めました。10ヶ月後に18歳になって、そのタイミングでホストをはじめて。さらに5年後、23歳で東京へ上京しました。

五奏

借金もあったし、アパレルはあまり稼げなかったので辞めました。元々、人と話すのが苦手だったのに、そのお店は全身着るものをコーディネートして一式買ってもらうようなシステムだったので、トーク力が問われたんですよ。それが嫌で辞めてしまいました。

五奏

そうなんですよ。話すのが苦手でお酒も飲めないし、タバコやギャンブルもしない性格だったんですけど、ホストをはじめたときは向いていると思ったんです（笑）。

五奏

ある日、お店に貫禄あるおじさんたちが来て、鏡月に似たお酒をアイスペールになみなみと注がれて「飲めよ」と言われて。それを飲んだら「ご馳走様が聞こえない」と言われ、そのまま4杯くらい繰り返しました（笑）。

五奏

そうなんです。缶チューハイ1本飲みきれなかったのに、そのときは4杯飲みきりましたもん。「できない」と言うのはNGの雰囲気だったので。さすがにそのときは一瞬辞めようと思いました（笑）。

五奏

水商売をはじめるときに「水商売は底辺だ」と言われていたから、この仕事ができなかったら僕は社会に通用しないと思っていて。そういう極端な考えしかできなかったんですよ。だからやるしかない。のし上がるためにはホストしかないって思っていました。

五奏

他のグループさんはシステムが確立しているので、どうやったら評価され、どうやったら順位が上がっていくかが決まっていると思うんです。でも、冬月グループはまだできて間もないので、のし上がりやすいなって思います。このグループはとにかく結果を出せば上までいける。他のグループさんはこの道で何十年もやっているから、みたいな人が沢山いそうですが、冬月にはいないですからね。

五奏

ないということはないのですが、ただただ厳しい上下関係はないとは思います。むしろ、チャンスがたくさんありますね！

五奏

Chloeは平均23〜24歳くらいの若い子が多い店舗になるので、勢いがあります。あとはもちろん、僕がいること（笑）。

五奏

沢山の人に出会えるってことじゃないですかね。あとは自分と似た環境の人なのかなって考えたり、お客さんも含めキャストの人と話すのも面白いことですね。

五奏

その子の個性は消さないように気をつけています。「もっとこうしなさい」と伝えるのは簡単ですけど、ホストは尖ってないと面白くないですからね。男としてもホストとしても尖っている方が魅力的だと思うので。悪いイメージの男に惹かれることってあるじゃないですか。そういう部分を消さないように努力しています。

五奏

もちろんホストで稼ぐために尖ろうとすると壁にぶち当たると思うので、そのときに手を差し伸べてあげられたらなと思ってます。でも、うちのお店は結構まともで真面目な子が多いんですよ。僕自身のことでいうと、スキルだけでは人はついてこないし、マネジメント能力は絶対的に必要な要素だとよく思います。でも、部下を雇うときは、心に響く何かがあったり、考え方が合いそうだなと思った子だけを雇っていて、合わない感じの子は面接の時点で落としています。

五奏

僕は売れないと思った子を「君絶対売れるよ」で入店させて飼い殺しにしたくはないんです。面接のときに見た目とか態度とかを見て、「本気で売れるな」と思った子だけ入れています。だから、人数はなかなか増えないです（笑）。

五奏

今はSNSがかなり身近なものになっていて、最近でいうとROLANDがホスト業界の注目度を大きく上げてくれたじゃないですか。彼って昔からROLANDあのままだけど、SNSも使って世間に知ってもらったからこその今がある。僕もこの仕事をしているからには、誰かひとりでも新しく知ってもらえるようにメディアには出たいと思っています。まず知ってもらわないとお店にも繋がらないので、SNSは全部やるようにしています。

五奏

そうですね。YouTubeでは、HOST-TVチャンネルの枠で各グループが配信しているものがあって。ホストに興味がある人たちが多くチャンネル登録をしているので、今はそっちに力を入れています。

五奏

ありますね！　僕はグループでも知名度が高い方なのですが、InstagramやTwitter、HOST-TVさんのYouTubeで僕のことを知って来てくれる人がすごく多いです。僕のSNSを見て、ホストとして働きたいと言って来る子も多いですね。

五奏

ありますねー。ホストって、卓上では女の子とアドリブで話すし、話せるんです。だけど、動画の一出演者、つまり演者側としてガチガチにセリフとか決められたりすると使い物にならないですね（笑）。

五奏

今のところ、あまりないですね……。楽しいですけどね。そっちは大分やらされています（笑）。もっと、ホストのプライベートが垣間見れるような番組をやるのが良いような気もしています。

五奏

バラエティで勝負したいなと思っているのですが、動画系だと悩みを聞くことが多かったりするので、今後はもうちょっと別のこともやってみようかなと思っています。その中で、バラエティを通して自分というキャラを世間で知ってもらうのはありかなと。恋愛相談をしている僕とは違う部分が見せられるんじゃないかなって思います。

五奏

恋愛リアリティ・ショーとか面白そうなので出てみたいですね。ホストという立場なのでなかなか厳しい部分もありますが、そう場所で新しい一面を魅せることが、ホストのこれからに繋がると思いますね。